帝国データバンクが発表した「焼酎メーカー売上高ランキング調査」結果によると、2016年の上位50 社の売上高合計は前年比2.0%増の2859億6400万円と、3年ぶりに前年を上回った。同調査は、帝国データバンクの企業概要データベース(147万社収録)から焼酎製造を主業とする焼酎メーカーで、売上高に占める焼酎比率が50%以上の全国の企業を対象にまとめたもの。2016 年8月に続いて14回目の調査となる。

 焼酎メーカー上位50社の売上高合計は、2008年の3090億1300万円をピークに減少基調をたどり、東日本大震災が影響した2011年には2791億500万円に低下。その後、2014年4月の消費税率引上げに伴う消費低迷やワイン、ウィスキーの台頭などで2年連続の前年割れとなっていた。2015年度の国内の焼酎の消費量は、ピークの2007年度(100万4700キロリットル)比では14.6%減と、近年は低迷を余儀なくされている。

 増収企業は前年比6社増の19社、減収企業は同7社減の26社、横ばいは同1社増の5社。最終損益が判明している42社のうち、黒字転換企業2社を含む黒字企業は前年比1社減の37社にとどまったものの、1億円以上の最終利益を計上した高収益企業は15社となり、前年を2社上回った。増益企業は同7社増の21社。一方、赤字企業は同1社減の5社で、そのうち連続赤字企業は同1社減の3社、赤字転落企業は前年と同じ2社だった。

 売上高規模別では、売上高トップの「霧島酒造(株)」が初めて600億円台にのった。以下、400億円台が1社、100億円台が4社で、100億円以上の企業は前年と変わらず6社。また、上位50社の県別売上高は、芋・ソバ焼酎を主力とする「宮崎県」が2年連続のトップで、前年比4.6%増の896億4300万円と3年連続で前年を上回った。二ケタ増収の霧島酒造(株)がけん引した形だ。

 芋焼酎を主力とする「鹿児島県」は前年比2.7%減の802億3600万円、麦焼酎を主力とする「大分県」は同0.5%減の683億9600万円と、それぞれ3年連続で前年を下回った。県別の企業数は、「鹿児島県」が前年比1社減の21社で最多、以下、「宮崎県」、「沖縄県」が各5社、「大分県」が4社で続いた。なお、個別メーカーの売上高は、5年連続で霧島酒造がトップ。14年連続増収で、その間、売上高は5.2倍に拡大している。

 同調査結果は↓
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/s170803_80.pdf