エン・ジャパンが、運営する「エン転職」上で現在正社員で勤務する20〜40代を対象に実施した「副業についての実態調査」結果(有効回答数5584人)によると、副業への興味は、88%が「興味がある」と回答した。副業に興味がある理由(複数回答)は、「収入を得るため」が83%で最多、次いで「自分のスキルアップのため」(23%)。また、実際に「副業経験がある」との回答は33%にとどまった。

 具体的な副業経験の内容(複数回答)については、一番多かったのが「アルバイト(接客・販売・サービス系)」で61%、次いで「アンケートモニター・ポイントサイト」(20%)、「ネットオークション・フリマサイト」(14%)が続いた。ネットの普及によって、身近な場所に収入を得る手段ができたことがうかがえる。副業として話題を集める「クラウドソーシング」は7%、「シェアビジネス」は1%にとどまった。

 副業をめぐる議論では「本業に支障をきたさないこと」や「過重労働にならないような労働時間の適正管理」が懸念点に挙がる。そこで、副業経験者が副業に費やしていた時間(週あたり)」は、「5時間未満」が過半数(56%)を占め、「10時間以上」という回答も21%にのぼった。また、副業で得ていた月の収入額については、「1万円〜3万円未満」と「3万円〜5万円未満」がともに最多の24%で約半数が「1万円〜5万円未満」だった。

 副業経験者で「副業を現在も続けている」のは38%。続けている理由は「副業の収入がないと困る」という声が最も多い。一方で、止めた理由は、「副業禁止の会社のため、マイナンバー制度導入と同時に止めた」(28歳男性)、「副業が禁止の会社で、副業がバレてしまったため 」(29歳男性)「本業が忙しく、身体がキツくなった」(30歳女性)「安定した会社に転職し、結婚して収入面も安定したため」(31歳女性)などの声が挙がった。

 副業をする際に難しかった(難しそうだと思う)こと(複数回答)は、1位は「時間管理」(経験者63%、未経験者68%)、2位は「確定申告など、事務作業に関する知識・処理」(同30%、47%)、3位は「本業との切り分け」(同28%、45%)だった。時間管理の難しさは経験者も感じていたが、「確定申告などの事務作業」や「本業との切り分け」に対する印象は、経験の有無によって差異があるようだ。

 同調査結果は↓
http://corp.en-japan.com/newsrelease/pdf/20170531_エン転職(副業).pdf